人類学者の雑記ブログ(脳科学から統治理論まで、理系文系幅広く。)

  1. 生命・進化
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『選択肢』はヒトに幸福感を与え、ストレスを軽減させる。

 ある老人ホームで行われた実験。

Aグループの入居者には好きな植物を選ばせ、世話を認め、そして好きな映画を好きなときに観に行くことを許可した。これに対して、Bグループの入居者には植物は選ばせずに世話もさせず、指定した映画を指定した日にのみ観に行くことを許可した。
(それ以外の行動は両グループとも自由)

 この結果、
Aグループの人たちのほうが生存率が高かった。これは、『選択肢がない』という事実(状態)が本人を不安にさせ、ストレスを生じさせることで寿命を縮めたことが原因となっている。

 ヒトは常に生存競争に晒され、ゆえにさまざま外敵から身を守ることで性と生をつなぐことができるので、自らが保有する選択肢が(適度に)多いほど精神が安定し、適切かつ活発な活動が可能となる。

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