人類学者の雑記ブログ(脳科学から統治理論まで、理系文系幅広く。)

  1. 生命・進化
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人類学者が思う、『なぜ生命にだけ、“進化”という現象が存在するのか』。ヒトに与えられた特権とは。

 数多くの書籍を読んできた中で、
特に強く印象に残っている言葉は、

『なぜ生命にだけ、“進化”という現象が存在するのか』

という言葉。

石は46億年前からずっと石で、
水は46億年前からずっと水。

 どれだけ歳月が流れても
その姿を変えないことがそれらの性質であり本質であるのに、
生命だけが、この38億年の時間の中で常に進化を遂げてきた。

 これは生物学における最大の謎のひとつで、
進化の“しくみ”は解明できても、
進化の“理由”自体は明確には分かっていないらしい。

 進化は本来、自然淘汰に対応する“反対作用”という現象に過ぎないのだけれども、
自由意志を持つヒトだけが唯一、
あらゆる生命の中で、自然淘汰に基づかない、“意志”に基づく選択によって『進化』を遂げることができる。

 朝起きて、
勉強するという選択、
運動をするという選択、
歌を歌うという選択、
絵を描くという選択、
いろいろな選択の連続で、ヒトは自らの能力を伸ばし、生物的、社会的な進化を遂げ、学者になりアスリートになり歌手になり画家になる。

 自分が何者になるかは、石や水にはない、ヒトにのみ与えられた特権なのかもしれない。

(関連記事:宇宙・地球・生命・人類の誕生と起源、進化の137億年の歴史

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