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  1. 生命・進化
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親の暴言が子どもの脳を変形させる。

 虐待をはじめとした親からの不適切な養育(マルトリートメント)が、子どもの脳を傷つけることが最新研究によって分かっている。

 ヒトの脳は生まれたときは300g程度(参考:脳の発達の38週間)だが、時間をかけて少しずつ成長していく。その発達過程において特に大事な時期が、胎児期、乳幼児期、そして思春期である。これらの初期段階に親や養育者から適切なケアや愛情を受けることが、脳の健全な発達に必要不可欠となる。
 しかし、この大切な時期に極度のストレスを感じると、子どものデリケートな脳はその苦しみに何とか適応しようとして、自ら変形してしまう。その結果、脳の機能にも影響が及んで子どもの正常な発達が損なわれ、それがその人の生涯にわたって影響を及ぼすことになる。

◇参考サイト
Japanese Journal of Child and Adolescent Psychiatry(英語)

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