人類学者の雑記ブログ(脳科学から統治理論まで、理系文系幅広く。)

  1. 生命・進化
  2. 21 view

肥満であると、糖尿病の前段階でも腎臓に負担がかかっている

 大阪市立大学大学院医学研究科の津田昌宏講師と、石村栄治特任教授らの研究グループは、糖尿病の前段階かつ肥満である人は腎臓に負担がかかっていることを明らかにした。

 糖尿病の合併症としては、網膜症や腎症、神経障害があげられる。糖尿病は慢性腎臓病を発症し、透析を導入している患者の原疾患の 40%以上を占めている。このような合併症を引き起こさないためには、早期発見・早期治療が重要となる。

 これまで、糖尿病性腎症の前段階であっても腎臓に負担がかかっている可能性は推測されていたが、実際にヒトで検討することは困難とされていた。
 津田講師らの研究グループは、合併症や既往歴、内服歴のない54名の腎移植ドナーを対象に、肥満度、インスリン抵抗性、糸球体内圧、アルブミン尿の関連性について検討した。その結果、糖尿病前段階であっても肥満である人は糸球体内圧が高く、腎症の判断基準となるアルブミン尿が多いことが明らかになった。

 この研究成果により、糖尿病前段階であっても腎臓への負担を把握することで、慢性腎臓病を引き起こす前に防ぐことが期待される。

◇参考サイト
大阪市立大学

生命・進化の最近記事

  1. 『おばあちゃん効果』と『おばあちゃん仮説』は別物。人類学者が違いを簡潔に解説

  2. 肥満であると、糖尿病の前段階でも腎臓に負担がかかっている

  3. 柑橘系の香りでオレンジ色が覚えにくくなる。-安易な香り付けが逆効果になる可能性-

  4. 日本人の睡眠不足が15兆円の経済損失をもたらしている

  5. ヒトは、『自分は平均以上』と錯覚する。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP