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【図書紹介】『人は原子、世界は物理法則で動く 社会物理学で読み解く人間行動』

概要

 人間を原子と考えると世界はこれほどわかりやすい。なぜ富裕層はさらに富裕になるのか、人種差別や少子化はなぜ起こるのか……
 これまで説明がつかなかった難問を新たな視点で解き明かす。

主な目次

第1章 人間ではなく、パターンを考える
第2章 世界が複雑なのは人間が複雑だから?
第3章 人間は本当に合理的なのか
第4章 適応する原子
第5章 模倣する原子
第6章 協調する原子
第7章 民族はなぜ憎しみあうのか
第8章 金持ちがさらに豊かになる理由

書評

 多くの社会学者・経済学者がこれまでに『人間は合理的に行動する』と考え、実際には人間がいかに非合理的に活動してきたかが過去の豊富な事例や実験結果を用いて分かりやすく示されている。また、こうした人間の『非合理的選択性』こそが、社会における人間行動を予測しうる要素の一つである点についても触れている。本書では富・権力・政治・階級間の憎悪・人種間の分離をはじめ、流行・暴動・信頼関係・金融市場などに至るまで幅広い分野が扱われている。大学の教養課程の社会学や心理学、統計学の知識があると読みやすい。

タイトル:人は原子、世界は物理法則で動く 社会物理学で読み解く人間行動
著者  :マーク・ブキャナン
価格  :2,400円+税
出版社 :白揚社
発刊日 :2009年06月30日
ページ :312頁
サイズ :四六判(タテ188mm×ヨコ128mm)

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